冬の不眠や関節痛、乾燥にも!アーユルヴェーダのオイルマッサージ”アビヤンガ”を始めよう
アーユルヴェーダの視点から見ると、冬はヴァータ(風のエネルギー)が強まる季節。
眠れない、乾燥、肩こりや腰痛などの関節痛、冷えからくる頭痛に便秘などはこのヴァータが高まって起きるトラブルです。
少しでも当てはまったら、今日から「アビヤンガ」を始めませんか?
アーユルヴェーダのオイルマッサージは、素晴らしい効果があるのです。
アーユルヴェーダのオイルマッサージ「アビヤンガ」とは
好きな香りのマッサージオイルをお風呂上がりに塗って、保湿効果を期待するのが一般的なオイルマッサージ。
アーユルヴェーダのオイルマッサージ「アビヤンガ」は、それをはるかに超えた効果があるのです。
医療として施術されるアビヤンガ
アーユルヴェーダのオイルマッサージは、インドやスリランカでは病院でも取り入れられています。
その人に合ったハーブブレンドのオイルを乾いた肌にすり込み、
その後スチームバスに入って温め、カラダ中の毛穴を押し広げて染み込ませていく。
経皮吸収されたオイルとハーブエキスは、血管にまで届き、数分で体内をめぐると言われています。
アビヤンガの目的はデトックス
この植物オイルと植物エキス、さらにマッサージの効果で体内に留まっていた不純物や老廃物をデトックスする、というのがアビヤンガの最大の目的。
実は、アーユルヴェーダでは数千年も前からこのデトックスという考えがありました。
「すべての病気は、カラダやこころに溜まった未消化物から始まる。
この未消化物をそのままにしておくと、ジワジワと毒素を出し、いつしかカラダやこころの弱ったところから病気となって発症する」
と考えるのです。
インドやスリランカで、医療としてクリニックで処方されるこの「アビヤンガ」は、不随で歩けなくなってしまった人やリウマチなどの難病にも効果があると認められています。
今日から気軽にトライ!
実はこのアビヤンガ、すぐに手軽なバージョンならすぐに始められるのです。
スーパーで売っている無色透明のごま油を使うだけ。
ほとんどすべての体質の人にマッチする、と言われているこのホワイトセサミオイルは、温性のパワーが絶大。
コツは一度火にかけて、120度くらいまで温め、冷やしたたものを使う、ということ。
“キュアリング”というのですが、そうすることで成分が安定し、肌にも入りやすくなる、と言われています。
冷ましてから使いやすい容器に入れ替えて、乾いた肌に素早くすりこむ。
すると、不思議とポカポカと温まってくるのを実感できるはず。
効果絶大な3点マッサージ
アビヤンガは毎日全身にするのがオススメですが、忙しい時には3点のみだけでも効果がある、と言われています。
それは頭皮・耳・ひざ下。
精神が張って緊張しがち、さらに不眠や疲れ、関節痛、冷え、便秘が気になる人はぜひ試してみてください。
頭皮は頭を洗う前がおすすめですが、なるべく長く肌にしみこませたいので、できれば頭をタオルで巻いてそのまま眠ってみてください。
オイルの量は少なめでも大丈夫。
頭皮なら500円玉程度、肌の中に入り切る量なら、ずっとギトギトすることもありません。
さらに洗いながらできるボディウォッシュも!
それでもそんな時間もむずかしい、という方へ。
洗いながらアーユルヴェーダのオイルマッサージができるボディウォッシュがあるのをご存知ですか?
その名も「アビヤンガ ボディウォッシュ」。
マッサージオイルのようにまったく泡立たず、手で洗うのが特徴です。
アーユルヴェーダのマッサージオイルと同じく、ホワイトセサミオイルに9種類ものアーユルヴェーダ植物エキスを贅沢に配合。
洗浄・オイルマッサージ・パック・お風呂上がりの保湿まで叶うので、洗うだけで完璧なボディケアが完了!
洗い流せば爪先までふっくらと潤って、お風呂上がりのボディクリームはもう必要ありません。
オイルはとても細い粒子になっているので、お風呂場がギトつくことなく、さらに洗顔にもOK。
赤ちゃんや敏感肌の方も安心して使えるので、プレゼントにも喜ばれますね。
冬のトラブルを、アーユルヴェーダのオイルマッサージで、
さらに毎日のバスタイムで解消できる「アビヤンガボディウォッシュ」で、手軽に解消してくださいね。
¥3,960(税込み)
著者
三野村なつめ
アーユルヴェーダ・アドバイザー。「アーユルヴェーダを気軽に毎日へ」をコンセプトにコスメブランドARYURVIST(アーユルヴィスト)を立ち上げる。
レシピと体質別のスパイスキットをお届けする新サービス「整えごはん」主宰。https://totonoegohan.theshop.jp